トップページ > がん検診の有効性評価 > がん検診ガイドライン > がん検診ガイドライン > 肺がん (最新:2006年度版)
肺がん (最新:2006年度版)
非高危険群に対する胸部X線検査、及び高危険群に対する胸部X線検査と喀痰細胞診併用法:推奨グレードB
死亡率減少効果を示す相応な証拠があることから、対策型検診及び任意型検診における肺がん検診として、非高危険群に対する胸部X線検査、及び高危険群に対する胸部X線検査と喀痰細胞診併用法を推奨します。ただし、二重読影、比較読影が必要です。
低線量の胸部CT:推奨グレードI
低線量の胸部CTによる肺がん検診は、死亡率減少効果の有無を判断する証拠が不十分であるため、対策型検診としては勧められません。任意型検診として行う場合には、受診者に対して、効果が不明であることと、被曝や過剰診断などの不利益について適切に説明する必要があります。なお、臨床現場での撮影条件を用いた非低線量CTは、被曝の面から健常者への検診として用いるべきではありません。
有効性評価に基づく肺がん検診ガイドラインがPDF形式でダウンロードできます。
報告 形式 |
題名 | 概要 |
完全版 | 有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン(PDF:12MB) | ガイドライン作成のため根拠とその過程をすべて記載している。 根拠となった文献の要約も添付資料に提示している。 |
普及版 | 有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン. 癌と科学療法:34;481-501(2007) | 完全版からガイドラインの重要部分を集約・簡略化。 |
市民版 | リーフレット公開のページに掲載しています。 |