
- 前立腺がん
- 2009年3月にThe New England Journal of MedicineにERSPC(European Randomized Study of Screening for Prostate Cancer)及びPLCO (Prostate, Lung, Colorectal, and Ovarian Cancer Screening)の中間結果が公表されました。
- これらの結果をもとにし、証拠のレベルを検討しました。さらに、ERSPC及びPLCOの関連研究と我が国における不利益に関する研究を追加し、利益と不利益の両者を勘案し、最終的に推奨グレードを決定しました。
- 今回の検討は系統的な検索や検討は行わず、新たな2研究を対象とした検討に限定したことから、「有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン」の定期更新には相当しません。従って、検討する方法もPSA検診に限定され、またその成果は「有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン ERSPC・PLCOに関する更新ステートメント」として公表します。
- 「有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン ERSPC・PLCOに関する更新ステートメント」の作成経緯は、以下のレポートを参照してください。
- 前立腺特異抗原(PSA)検査は、前立腺がんの早期診断をする上で有用な検査です。しかし、死亡率減少効果の有無を判断する証拠が現状では不十分であるため、現在のところ対策型検診として実施することは勧められません。
- 任意型検診として実施する場合には、死亡率減少効果が未だ確定していないこと、利益の可能性と、過剰診断を含む不利益について適切に説明する必要があります。適切な説明に基づく受診については個人の判断に委ねます。
- 今後引き続き、死亡率減少効果に関する評価研究が必要である。特に欧米とは罹患率等が異なるわが国において、前立腺がん死亡をエンドポイントとした質の高い研究(個人の受診歴に基づく、無作為化比較対照試験、大規模コホート研究、症例対照研究など)の実施を勧めます。
前立腺がん死亡率減少効果の有無を判断する証拠が不十分であるため、対策型検診としては勧められません。任意型検診として行う場合には、受診者に対して、効果が不明であることと、過剰診断などの不利益について適切に説明する必要があります。
有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン関連書類がPDF形式でダウンロードできます。
| 報告形式 | 題 名 | 概 要 | ||
| ERSPC・PLCOに関する 更新ステートメント (2011年更新) |
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2006年公表の「有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン」公表後、欧米で行われた2件の無作為化比較対照試験の結果を検討し、PSA検診についてわが国における対策型・任意型検診としての実施の可否を推奨として総括した | ||
更新ステートメント |
2009年3月の欧米で行われた2件の無作為化比較対照試験公表後の更新ステートメント作成経緯の報告した | |||
| 2006年 完全版 |
有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン 本文(PDF:22.3MB) ● 図表(PDF:5.8MB) ● 研究班構成(PDF:300KB) ● 添付書類1(PDF:1.3MB) ● 添付書類2(PDF:788KB) ● 添付書類3(PDF:304KB) ● 添付書類4(PDF:7.4MB) ● 添付書類5(PDF:7.2MB) ● 添付書類6(PDF:5.5MB) |
ガイドライン作成のため根拠とその過程をすべて記載している。 根拠となった文献の要約も添付資料に提示している。 |
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| 2006年版 解説版 |
前立腺がん検診ガイドライン・ガイドブック(PDF:380KB) | 検診従事者全般にむけて、ガイドラインを解説している。 専門的な用語を避け、一般にも理解できるような表現でまとめている。 |
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2006年版 |
Jpn J Clin Oncol;39: 339-351(2009) ガイドラインの概要を英語で解説している。 |
